イギリス遠征旅行記　９：あんちゃん・☆日記Ⅱ：SSブログ

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イギリス遠征旅行記　９　[ビートルズコピーバンド] [編集]

さて、２５日（月）の夕食のお話からですね・・・

ここがそのジョンが大好きだったと言うパブ（レストラン）です。
ファサードからゴージャスな感じです。

予約していたので２階へ。
２階のこの大きな部屋はなんと貸切でした！（すげ～）

まぁ～、なんとも素敵なインテリアでしょ。
ホーンテッドマンション好きな私にとってはたまらない感じ（笑）

ようやくここで「シャンディー」（ビールのサイダー（ジンジャーエール）割り）にありつけた！
美味かった。

食事も取り易いように急遽バッフェ（ビッフェ）スタイルにしてもらう。
なかなか美味しかった。だけど食べきれなくてホテルに持ち帰った（笑）

このお店の１階のインテリアは凄い！

こんなんだよ。

最大の売りは「男子トイレ」なんだけど
そこはネタ的に非常に面白いので後日ゆっくりと紹介します。

しかしイギリス人はトイレの後、手を洗わないね。（マジです）

夕食後、今回の目玉でもありますＲＯＹＡＬ　ＣＯＵＲＴで21：15から行なわれる
アメリカの「ＦＡＢ　ＦＯＵＲ　ＶＥＧＡＳ　ＳＨＯＷ」だ。

しかも今回のスペシャルは「ＦＡＢ　ＦＯＵＲ」のメンバーにジョージハリーズソンが入っての
特別ユニットだ。
アメリカ人３人にイギリス人（ジョージ）１人といった組み合わせ。

座席は２階の最前列。
この会場、ハードデイズナイトの最後のＬＩＶＥの場面を思い出してみてください。
正にあんな感じのホール。
２階席の最前列のコンクリートの手摺りが怖ろしいほど低い！
マジで身を乗り出すと落っこちそう！

指定席にも関わらず外人が僕らの席に座っているではないか！
もちろん直ぐにどいてもらったのだが、ＵＫでは当たり前の様に
勝手に人の指定席に座るんだって。
変なの～。ＵＫでの指定席の意味ってなんだろう？
言われて退くのってバツが悪くないのかな？
日本人なら間違って座っちゃっただけでもひたすら謝るよね？（僕だけか？）

そんなこんなしてるうちに「エドサリバン」のそっくりさんが登場。
しぐさもダブついたスーツ、喋り方もそっくりだ。
いやがおうにも盛り上がる！

さぁ～、ショーが始る！
先ずは黒いスーツで初期のＬＩＶＥからスタート！
抱きしめたい～プリーズプリーズミーと続く。

ＦＡＢ　ＦＯＵＲのポールは小柄ながら非常に良く似ている。
顔も似て見えるんだよ。

しぐさの一つ一つが腹が立つほど似ているんだ。
とにかくこのポール、いちいち似てる。
だから「小柄だ！」とか、もうそんなの関係ない。そんなの気にならない！
１９６３年くらいのポールそのものに見える。

そして、特別参加のジョージ・ハリーズソンは更に顔が怖いぐらい似ている。
しかも演奏が始るとギターの弾き方、しぐさや動き、顔の表情の作り方など、
生き写しの様に見えるんだ。

だから１マイクにこの二人が入る姿図に鳥肌が立つほど。

３０年ビートルズコピーを演ってる僕が言うのだからウソじゃない。
今まではＹｏｕＴｕｂｅなんかで見ていたけど「それほどでも・・」って正直思ってた。
だけど実際に見ると違う。
演奏に歌はもちろんの事、動きまでここまで演られると、
ほんと「すみませんでした」って言いたくなる。

本当に参りました。さすがにラスベガスに出てるだけある。
とにかく凄い。今まで物凄い数のコピバンを見てきたけどこんなに頑張ってる
バンドは見た事がない。

僕がいつもＬＩＶＥの時に心がけている「ビートルズを疑似体験してもらいたい」って
コンセプトを見事にやっていた。
僕がビートルズを「疑似体験」しちゃいました。
「本物ってきっとこんなんだっただろうな？」ってマジに思いましたから。

正直、打ちのめされてしまいました。
レニーさんと久保ちゃんと３人で今回リヴァプールで演って来た事、
更には長い間ビートルズコピーをやって来た事に付いて
深く考えさせられる事になった。

ちなみにジョンは非常に歌は上手いですがポール、ジョージに比べると
インパクトに欠けました。
リンゴ役は残念ながらリンゴっぽくはなくてスタジオミュージシャンって感し。
非常にテクニックはあり、あのタイム感は真似出来ないほど
素晴らしいのですが初期のビートルズビートのニュアンス、
パワフルさとパフォーマンスがイマイチで残念だった。
（後期の曲のオカズは完璧なのに初期のオカズのコピーが非常に甘かった。
これで初期まで完璧にオカズを廻されていたらきっと腹が立っていたかも知れない（笑）

どっちにしても最後までポールとジョージに「釘付け」でした。

中盤からサージェントの衣装で中期、アビーロードのジャケットの写真の服の
様な格好で後期を演ってましたがテクニックばかりが目立ち、
パフォーマンス的にはイマイチに見えた。
でも、本当は違うんだと思う。
初期が凄すぎて中期、後期が薄れちゃったんだと思います。

理解出来ないのはドラム台の下に幕もなにも付いてなく鉄骨が
「むき出し」でステージが台無しなのと初期のＬＩＶＥの時点から
ステージ上に後期までの楽器がズラ～っと
並んでいるのはガッカリ。

更に理解不能なのがジョン役がポールの左用のフェフナーを
右で上手に弾くんだけど、ステージにあんだけ色んな楽器を
ハナっから並べているんだったらフェンダーベースとかでも弾いた方が
良かったんじゃない？って感じでした。そこが残念～。

文句言い過ぎた。
なんだかんだ言って良いものをみたし、盗める部分もたくさんあった。

レニーさんとの会話の中で、
「このＬＩＶＥを見ていて一番凄かったのは
パッと横を見た時ユウキが寝ていた事」でした（笑）
さすがユウキ、大物は違うな～。