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台湾・平渓の天燈節(ランタン祭り・ランタンフェスティバル)に行って来た! [海外]

昨晩台湾より帰ってきました!
念願の平渓の天燈節(ランタン祭り)に行って来ました!

今回の台湾旅行は小学校からの親友も一緒で(彼との海外旅行は12年ぶり)
とにかく楽しかった。

台湾旅行記は追って書くことにして、とにかく感動しまくり(?)の
天燈節のお話を。

1年以上前から計画していたので下調べもいっぱいしたのだが、なかなか情報が
無いんです。
平渓の中でもいろんなところで天燈節をやっているので情報が上手く理解出来ずに
大変でした。(日程や場所がね)

今回、友人の知り合いに御願いしてミニバンをチャーターして九分~平渓を廻る予定だった。

ネットで調べると「九分は車で上まで入れない」と書いてあるのだが、行って見ると
入り口まですいすいに入れたんだ。




NCM_0203.jpg

正に「千と千尋の神隠し」って感じでした。




なんだか気合入れて行ったのにすんなり入れて拍子抜け。

平渓に至ってはネットで調べると「かなり手前から規制があって一般車は入れない」とあった。
なので早目に平渓に入ろうと12時に九分を出発した。


しかし、瑞芳の辺りまで進むと警察車両が道路を封鎖しているではないか!
そう、半径7~8kmの辺りからネットで書いてあった通り、交通規制が掛かっていた。

このイベントの最中は乗り合いバス以外は全て通行止め。
事前に調べてわかってはいたものの九分でも車が入れた手前、平渓も行ける気がしちゃってネ…


結局、瑞芳の駅まで戻ってそこからバスに乗って行く事に。
電車もあるのだが1時間に1本の割合。しかも3両編成(笑)
電車は無理と判断。





NCM_0219.jpg


それでもってバス乗り場は天燈節に向かうバス乗り場だけが長蛇の列。
日本語はもちろん英語も殆ど通じないスタッフにバス乗り場はここで間違いないか、
確認の為聞いた。
(長蛇の列が本当にそこに向かうバスかわからず不安だったから)
更に聞くと往路有料、復路は無料だという。

やっとの順番でバスに乗ると運賃箱に30元(78円程度)と書いてある。
小銭がないので100元のお札を入れると運転手が「早く奥に入れ!」と手でゼスチャー。
そう、日本の様におつりなんて出ない。

運賃箱は電気式でもなんでもない、ただの箱だったんだ。
結局おつりももらえず、100元(260円)払って乗り込んだ。
ま、帰りは無料だからいいか、と自分を納得させた。

すると僕が乗り込んだ時には既に満杯。運転席の真横に立った。


NCM_0220.jpg

バスの中は大混雑!




運転手さんは30代前半かな…


この運ちゃん、かっ飛ばすんだよ。街中をビュンビュンとね。
途中から山超えでヘアピンカーブの連続が30分以上続く。
そこを徐行する事なくカーブ手前でライトをバシバシとパッシングしながら
ハンドルをぐるぐる廻してコーナーに入りながら肘でクラクションをこれでもか!
ってくらい鳴らすんだ。

それを全てのヘアピンカーブでやるんだよ。

いやいや、おっかないし、うるさいし…
酔うどころではない。
だけど他のお客さんを見ると中には真っ青な顔をしてグロッキー状態で
席を譲ってもらっている人もいた。

しかもその運ちゃん、運転しながらお客に話掛けるは、
携帯取り出して2回も電話しやがってさ。
更に怖くなっちゃった(笑)

やっとの思いで、平渓の「十分」ってところに到着。



NCM_0223.jpg

バス停からは500~1000mくらい歩くとやっとその会場に到着。



NCM_0225.jpg

暫く歩くと会場が遠くに見えてくる



駅近くのお店はランタンの販売、お土産の販売、
ランタンに願い事を書くスペースが何箇所もあって超混み混み。





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線路の中まで人、人、人…(あぶね~)

まず、僕らは帰りの方法を考えた。
なんたってネットで調べると「3時間以上帰りのバスに並ぶ」
って書いてあったからさ。

帰りのバス乗り場を係員に聞いて確認し、
バス停からどっちの方向に列が伸びるかを探した。
すると既に混雑を予想して黄色いテープが延々と遥か見えない先まで
道路の脇をところどころパイロンにくくりつけられながら伸びている。


そのテープを辿って、帰りのルートをシミュレーションした。
いやいや、こんなに並ぶのか!と驚いた。

実はその列は2列あって「座って乗りたい人」「立って乗りたい人」とあるんだ。
これは立って乗る方が絶対数は多いから迷わず「立って乗る方」に並ぶ事に決めた。

さて、本番は夜なのだが予約をしないとメイン会場から
ランタンはあげられないから、それは諦めて一般の人が
その場で買えるランタンを購入することにした。
1つ100元(260円)薄い紙で出来ている。

先ずはそのランタンの大きさに驚いた。
直径は900ミリ程度、高さは1200ミリくらいある、大きなものだ。
色もたくさんあるのだが、御願い事によって色が違う事がわかった。
恋愛は何色、学業は何色…って感じに。

みんなの意見が一致して仕事運の黄色になった。
僕はとにかく黄色がただただ良かった(笑)

習字の筆が空き缶に入っていて(その缶が木に縛りつけてある)缶には墨が入っている。
(そんなのかあちこちにある)
高さ2mくらいのところに針金が四方八方に張り巡らされていて、
店のおっちゃんが畳まれたランタンを大きな洗濯ハサミでその針金に留めてくれるんだ。

そこでその筆で願い事を書くんだけど物凄い人でギュウギュウでさ。
そこで皆が書くもんだから服に墨が付いちゃうんじゃないか!って心配でね(笑)



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意味不明なこと書いちゃってさ(笑)


出来上がったランタンを係りのおっちゃんに渡して油紙をセットしてもらい、火をつけて
膨らんだところで手を放すんだ。
するとフワ~っと上がって行く。

だけど、順番待ちの時に見てると電線に引っかかってランタンが横向きになって
ランタンに燃え移ってその場で燃え尽きちゃうのもあるんだ。
せっかく願い事を書いたのが一気に燃えちゃうなんて寂しいよね…

僕らのは電線や障害物に引っかからないように上手にあげたから見事に空高く上がって行った。
なんか、とっても感動でした。


そんな事をあちこちでやってるんだ。



NCM_0230.jpg

線路上で上げてる女性(知らない人です)





さて、夕方になり段々薄暗くなってくると場所取りでもう人がいっぱいに。

僕らは橋の上でよ~く見れそうなところに陣取った。(2時間くらい立ってたかな)

そして遂にイベント開始。
大きなステージに司会の男女。そしてバンドやらなんやらとランタン以外にもイベントが
たくさんあるようだ。
だけど司会者が何を言ってるのかさっぱりわからないからいつランタンが上がるのかわからない。

するとカウントダウンも何も無いまま急にお客がウワァ~!!!!って。

そしたら一気にランタンが舞い上がった。

山の中の真っ暗な空に物凄い数のランタンが上がって行く。
そして橋から川を見ると水面にランタンが写りこんでこれまた綺麗でさ。





NCM_0288.jpg

写真だとわかりづらいかも・・・


散々YouTubeなんかで見てはいたけど、実際にみると大感動モノでした。
あまりにも幻想的でね。 見れて良かった! 本当に来て良かった! いやいや、感動でしたわ~
よくよく考えるとランタンが上がる前に会場のサーチライトが消えたんだよね。
あれが合図だったのかも。








「平渓天燈節2012」
これが今回見に行った時の映像。(もちろん私がアップしたわけじゃありませんが)




さて、第一回目のランタンが上がり、ちょっと落ち着くと、にわかに周りが動き出す。
「しまった!既に移動が始まったのか!」僕らは急いでバス乗り場に向かった。

ランタン祭りは深夜まで続くのだが、そうなると帰れなくなる。
だから僕らはここで帰ると決めていたのだ。

道路は人で埋め尽くされ、まともに歩けない。
皆がはぐれないように肩につかまり一列になってバス停に向かった。
だけどマジで前に進めないんだ。
段々あせっちゃってね。
そうしている間にバス停の列はドンドン延びて行ってるか!と思うと恐ろしくなった(笑)

やっとの思いで「立って乗る列」側のテープの貼られた通路に入る事が出来た。
そして進んでいくと200mくらいの列になっていた。
これならそれほど並ばなくても大丈夫そうだ!と思い、ぼくだけトイレに行く事にした。

仮設トイレはこれまた大勢並んでいる。

どこに並ぶか検討していると男性が割りと多く並んでいるトイレがある。
きっとここなら早いと思い、そこに並んだ。

やはり他の列と比べてやや進みが早い。
そしてやっと次が僕の番!と思ったらなにやら強面の男性2人が
僕とトイレのドアの間に立ったんだ。

しかも何か言いながら。
もちろん言葉はわからないので理解出来ないのだが、どうみてもおかしいんだ。
僕とトイレのドアの前はそれほどの隙間が無いのに強面の男性2人が
無理くりそこに割って入って並んでるんだよ。

一体、これは何なのか?




そう、僕はなぜか、高速道路の料金所の列とスーパーのレジの列で
ハズレの列に並んでしまうんだ。

高速の料金所はそれが嫌なのでいち早くETCカードを作ったくらいだからね。
おかげで料金所はスムーズになったもののスーパーでのレジの列は益々悪くなった。

ある日なんか珍しく自分の列のレジの進みがスムーズだな~と思うと
やはり前の人の買う商品のバーコードがちぎれて読み取れず、
スタッフを呼んで同じ商品の値段を調べに行くとか、
スタッフがいないとレジの人がその商品を持って代替を探しに行くとかね。

でもそんなのはもう慣れた(笑)毎度の事だから。

先日なんか、これまたスムーズに自分の列が進むな~と感じながら自分の番がきて
レジを打ってるとレシートの紙が「目詰まり」を起こして
レジのカバーを開けて紙を引っ張って、戻して、また引っ張って…
を繰り返しているうちに、にっちもさっちも行かなくなって、
「レジ中止」!って事もあった。

これは流石に嬉しくなった。
「やっぱ、僕の番だからこそだね~」って。

おっと話が反れた(笑)

トイレの話だよ。
で、トイレから人が出てきたらその男性二人がバッグからトイレットペーパーと
ウエス(雑巾)やら道具を出してトイレの掃除をはじめたんだ。

そう、トイレの掃除係りのおっさん達だったんだ。
それならそういう格好をして欲しい。
(ま、言葉がわからないのが一番いけないのだけど)

いやいや、早くみんなのところに戻りたいのだけど、
帰りのバスに揺られる時間を考えたらトイレに行っておかないと危険だし、
困ったなぁ~って感じで待っていると、ようやく掃除完了!
素早くトイレに入ると電気がつかない。

仮設トイレで夜で電気が無いんだ。(普通か?)

持っていたスマホの無料アプリでダウンロードした「超光懐中電灯」でトイレ内を
明るく照らし、用をたした(笑)

急いでトイレから出て皆の列の方に走り出したんだけど、
ちょっと待てよ、と立ち止まった。
バス停にバスがびっしり並んでいるって事は、
現在スムーズに人を乗せてどんどん台北に向けて出発している、って事だよな…

じゃ、先ずはバス停の先頭から皆を探した方が何かと良いのでは?
と思い、先頭の方から探し始めた。

すると案の定、割と前まで進んてた皆を発見!
そう、昨日台北で何か役に立つかも?って頭につける
ヘッドライトを買っておいたんだ。

それを友人が傘の先に縛りつけてライトを点滅させてわかりやすいように
掲げてくれていたんだ。
その地点はかなり前で次のバスにもう乗れます!くらいの場所だった。

流石は40年来の友人。お互いの気持ちが通じているのか、何なのか?(笑)
上手く合流できて直ぐにバスに乗り込む事が出来たんだ。

合流して友人は「まさかあんちゃん・☆がバス停の先頭から
僕らを探すとは思わなかった。
あれだけ並んでいたのだから、
もう少し後ろの方から探すと思った」って。

更に続けて「僕なら怖くてトイレに行けないな。
トイレ行ってもっと後ろから探しちゃって、その間に皆がバスに乗っちゃって、
僕だけ取り残されて、最後尾に並び直しになっちゃうか、
トイレ我慢してバスで漏らしちゃうか、どっちかだな」って、笑った。

「探せなくて皆が先に行っちゃって、最後尾に並び直して
3時間待ってる間にトイレ行きたくなって漏らしちゃうよりはいいか」!
って更に皆で笑った。

バスに乗って1時間。いやいや立ちっぱなしで辛かったな。

バスの中で暇だから注意書きとかを見てると
「バスは片道どこまでも15元」って書いてあった。

って事は、往路の30元とは往復分先に払った、と言うことだったんだ。

う~ん、台湾恐るべし(笑)


そんな平渓天燈節だったのだが、これじゃ外人は中々行かないかもね。
本当に往復の交通手段は過酷だし、相当な覚悟を決めないと無理ですわ。

27万人(合計で)の人がランタン祭りに行くそうだが、
行政ももう少し考えた方が良いのにね。
もう少しスムーズに移動できるシステムにしたらもっと人が集まると
思う、って余計なお世話か(笑)

だから日本からこのランタン祭りを見に行くツアーとかが無いんだね。
だって、本当に会場には年配の方がいないからね。

でもテレビCMではランタン祭りをガンガンやっててさ。
ガラガラの十分駅でランタンをあげてるんだよ。
思わずテレビに向かって突っ込みを入れましたから(笑)



台湾旅行、個人的には4回目だったのですが、今回の旅行が一番でした。
いつもは家に帰ってくると「疲れた~」なんだけど
今回は「楽しかった~」だったからね。

でも、もうランタン祭りは行かない。体力に自身がないから(笑)


でも一生忘れない思い出になったのは言うまでもありません。
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